卓球の日本一を決める全日本卓球の天皇・皇后杯。
新年に行われる全日本卓球選手権は、卓球経験者なら一度は憧れる舞台でもありますね!
予選を勝ち抜くだけでも大変で優勝するには血の滲むような練習が必要です。
さて、そんな全日本卓球の男子シングルスで何度も優勝している選手がいますが最多優勝回数は誰なのか?
そんな疑問を持ってしまいますよね!
そこで、全日本卓球の男子シングルスで歴代優勝回数の多いトップ5をランキング形式にしました!
全日本卓球女子シングルス歴代優勝回数ランキングトップ5!
第5位 偉関晴光(4回)

第5位は、4度にわたり全日本卓球を制した偉関晴光さんです!
1997、1998、2000、2003年の全日本で優勝した偉関さんは中国から帰化した選手で、中国名は「韋 晴光」といいます。
左利きから繰り出される多彩なサーブと速攻ドライブ、またブロック技術に長けていましたね!

1987年に行われた世界選手権ニューデリー大会では男子ダブルス優勝。1988年ソウルオ五輪でも陳龍燦と組んだダブルスで金メダルを獲得。
現在は現役を引退して、2009年から東京都・北区で卓球場『偉関卓球ランド』を運営しています。
第5位 松下浩二(4回)

同率で第5位は、誰もが知る名カットマンの松下浩二さんです。
1993、1995、2001、2002年の全日本男子シングルスで4度優勝している松下さんは日本人初のプロ卓球選手としても注目された一人。
ドイツのブンデスリーガでもプレーした経験を持つ松下さんは、日本代表でも4度オリンピックに出場しています。

バックサーブからのカット捌きや攻撃力は観客を魅了していましたね!
引退後は、卓球用品メーカー「VICTAS」の社長を経てTリーグの理事長(チェアマン)に就任。現在はアンバサダーとして活躍しています。
第4位 藤井 則和 (5回)

続いて歴代優勝回数ランキングの第4位は藤井 則和さんです。
1946、1947、1948、1949、1951年と4連覇を含む計5回優勝している藤井さんは京都府生まれ。
長身で体力もあり、そして天性の打球感覚があったという藤井さん。

関西学院大学に進学すると、全日本学生卓球選手権大会で男子シングルスと男子ダブルスで3度の優勝を果たしました。
1952年に日本代表として出場したムンバイでの世界卓球選手権では男子団体戦で銅メダル。男子ダブルスでは優勝という輝かしい成績を残しています。
第3位 長谷川信彦(6回)

第3位は、全日本選手権男子シングルスで計6回(1965,1966,1969〜1971,1973年)優勝している長谷川信彦さんです。
愛知県生まれの長谷川さんは、初めはペンホルダーでしたがシェイクハンドに変更。
それを機に、全国高等学校卓球選手権大会で優勝し、愛知工業大学に進学した翌1965年には当時で史上最年少の18歳9ヵ月で全日本卓球男子シングルスを制しました。
1967年に行われた世界卓球選手権ストックホルム大会では男子シングルスおよびミックスダブルスで優勝。
引退後は、卓球の指導者として活動していましたが不慮の事故によりお亡くなりになられています。
第2位 斎藤 清(8回)

全日本卓球選手権男子シングルスで歴代2位の8度優勝は斎藤 清さん。
全国中学校卓球大会で優勝した斎藤さんは、埼玉県の熊谷商業高等学校から明治大学へ進学し日産自動車へ入社します。
左利きバックサーブからの回転のかかった豪快なドライブで相手を圧倒。

全日本では史上最多の通産101勝を挙げ、ソウルオリンピックにも出場し1989年アジアカップでは見事優勝しました。
引退後は、埼玉県深谷市にある埼玉工業大学の職員として活動しています。
第1位 水谷 隼(10回)

そして堂々の第1位は、全日本卓球選手権男子シングルスで史上最多優勝10回を誇る水谷 隼選手。
5歳から卓球を始め、中学2年の時に出場した全日本卓球選手権ジュニアの部で優勝し青森山田高校に進学しました。
2005年には、当時15歳10ヶ月という史上最年少で世界卓球選手権日本代表に選出。
明治大学へ進学した水谷選手は、全日本で男子史上初の男子シングルス5連覇を達成し北京、ロンドン五輪にも出場しました。

リオデジャネイロオリンピックでは日本男子初のメダル獲得という偉業は記憶に新しいですね!
東京五輪でも代表に選ばれており、メダルに期待される日本のエースです。
全日本卓球男子シングルス歴代優勝回数まとめ

ということで、全日本卓球男子シングルス歴代優勝回数ランキングトップ5をご紹介しました。
男子シングルス優勝回数(連覇)の順位は以下のとおりです。↓↓
第1位.水谷隼:10回(5連覇、4連覇)
第2位.斎藤清:8回(4連覇)
第3位.長谷川信彦:6回(3連覇)
第4位.藤井則和:5回(4連覇)
第5位.松下浩二:4回(2連覇)
偉関晴光:4回(2連覇)
第6位.田中利明:3回(3連覇)
河野満:3回(3連覇)
高島規郎:3回(2連覇)
水谷隼選手は、まだ現役ですが全日本卓球選手権の出場はないので記録が更新される事はないでしょう。
これから優勝が期待される選手は張本智和、宇田幸矢、戸上隼輔、松島輝空選手あたりの若手メンバーですね。
また、ジュニアで活躍する選手達の今後にも期待しましょう!