竜巻は、日本ではあまり馴染みがなく稀に発生しても、ごく小規模な竜巻で被害が出るようなことはありませんでした。


ですが、異常気象など近年は気象も大きく変化しています。

そのため、日本でも多くの竜巻被害が出てしまうなど、竜巻にも注意しなければならなくなっています。

多くの方がニュース速報で「竜巻注意報」が出た時にちょっと焦ってしまいますが、実際にはどのような対処法をしていますか?

最良の対処法を知っていますか?


何となく「まぁ、大丈夫だろう……」と過ごしている方もいるでしょう。

日本では竜巻の被害が多くなっているのに、意外と竜巻注意報が出た時の対処法は分からないという方ばかりなのです。

ですから、ここではニュース速報で竜巻注意報が出た時にはどうするべきか、最良の対処法を学んでおきましょう!


【まず竜巻注意報の知識を知ろう!】



竜巻注意報(竜巻注意情報)は、有効な時間が決まっています。

竜巻注意報が出た時には、そこから1時間は竜巻が起こる恐れがあるため、注意しておく必要があります。

つまり、「1時間限定の注意報」とも言えます。


もちろん、時間が過ぎても空の様子によっては竜巻が発生する恐れは十分にありますが少なくとも1時間は要注意と覚えておきましょう。

竜巻注意報については、それが出されるまでの間にいくつかの段階があると言えます。


例えば、天気予報などで「竜巻など、激しい突風が吹く恐れがあるので……」というフレーズを聞いたことがないでしょうか?

これは、急に突風が吹く恐れがあるので注意しておいてくださいということです。

竜巻が発生する恐れもありますし、後々の天気変化を考えて、前もって竜巻に関する注意を促しておくという意味合いもあります。

さらに、ここから1日程度は「竜巻」が発生する恐れがあるということ。

まだ、この段階では一定の余裕もあります。ですから、この瞬間から最良の対策を講じておけば、手遅れにならないで良いでしょう。

【雷注意報にも注意が必要?】



雷注意報の中にも「竜巻」と明記されている場合があります。

この場合、半日程度は竜巻が発生する恐れがあると思っておきましょう。もちろん、雷注意報と言っても、内容は竜巻に関する注意情報です。

ですから、ちゃんと竜巻のことを認識して準備するべきでしょう。

多少の余裕はあると思いますが竜巻には警戒しておかなければなりません。

不要不急の外出を控えるなど、いつ竜巻が発生しても対応できるようにしておきましょう。


【ニュース速報で竜巻注意報が出た時は?】



ニュース速報で竜巻注意報(竜巻注意情報)が出た時は、今すぐに竜巻が発生してもおかしくない状況です。

また、前述しているように竜巻注意報は1時間程度の短時間に竜巻が発生する場合に出されます。

まずは、自分の身を守る対策を取ることが大切です。そして、家族や周りにいる人の安全を確保することです。

そして、危険な場所から離れ安全で頑丈な建物に入るなど適切な対処法を取るようにしましょう。

ただし、竜巻はごく狭い範囲で発生するので自分がいる地域と言われても、全く天候の変化を感じられないこともあります。

何もないのに避難して、避難した先で竜巻に遭遇する恐れもありますから、まずは落ち着いて〝空の様子を確認すること〟が大切です。

【竜巻の前兆と最良の対処法は?(屋外編)】



ここからは竜巻の前兆を紹介します。それに対して、どんな対処法が良いのかも説明しますので覚えておきましょう。

まずは、空の様子をよく確認することで竜巻の前兆が分かると言えます。突風が吹く恐れがあるという段階から、空を見ておくことは基本となります。

空の様子が急激に変化するなど、竜巻の前兆と思われる変化があればキチンとした最良の対処法を講じる必要があるからです。

竜巻の前兆と言われる物には、次のような物があります↓

・風が冷たくなる。
・黒々とした雲が迫って来て、空が真っ暗になる。
・雷鳴が響く。
・雹が降る。
・土などの臭いがしてくる。
・気圧変化によって、耳に違和感が出る。


肌で感じられる変化もありますので、このような状況になった時には、すぐに対処するべきです。

外出先でこのような変化を感じたら、頑丈な建物に入ったり、建物のすき間などで身を屈めたりしましょう。

また、樹木や電柱などは倒れることがあるため離れるべきです。また、物置やプレハブなどは飛ばされやすいため避難先としては適切ではありません。


鉄筋コンクリート造りの公的な建物などが良いですね。


周りに建物がない時などは、地面にある窪地などに身を隠す方法もあります。この際には、首を守るような態勢になりましょう。


【竜巻注意報の対処法(屋内編)】



屋内にいても同じですが、前兆を感じるために窓を開けるのは危険と言えます。

特に風が強くなると、窓を閉めることが難しくなる場合があります。

すると、実際に竜巻に襲われた時、その被害が大きくなってしまうので、窓は早い段階で閉めておく方が良いでしょう。

シャッターや雨戸があれば、同様に閉めておきます。できれば、突風が吹く恐れがあると言われた段階で、これらの対処法は講じておきましょう。

窓を閉めた後は、カーテンや障子も閉めます。雨戸などがない時には、ガラスが飛散してしまう恐れがあります。万が一の場合に、カーテンや障子があれば、より安全になります。

屋内では、2階よりも1階の方が安全とされています。これは屋根が飛んでしまうことが懸念されるからです。


アメリカなどでは地下室に避難するケースもあります。もし地下室があれば、その方がより安全でしょう。

隠れる場合は、狭い場所が良く最良の対処法として推奨されるのは「風呂場やトイレ」です。


こちらは狭い空間で壁に囲まれていて、家の中では比較的丈夫で窓がない(窓が小さい)からです。

また、布団にくるまっておくという方法も推奨されています。布団が全身を守ってくれるからです。

【ニュース速報で竜巻注意報が出た時の対処法まとめ】



竜巻注意報が出た時には、すぐに竜巻が発生する恐れがあります。

最良の対処法を知っておいて、ちゃんと対処しましょう。また、自分だけは大丈夫と思わずに、常に気をつけておく必要があります。

今回ご紹介した竜巻注意報が出た時の対処法をまとめると

・天候の急な変化に注意する
・家族や自分の安全を確保する
・コンクリート造りの頑丈な建物に入る
・2階よりも1階に避難する
・風呂場やトイレなど狭い場所に避難する

対処法をいくつか述べましたが、必ず無事でいられる保証はありません。

想定以上の強さの竜巻であれば、屋内で隠れていても建物ごと飛ばされる恐れもあります。

ですが、対処法を知っておくのと知らないのでは全く違いますよね!

常に万が一や最悪の状況を想定して動けるかどうかが大切です。もっと詳しく知りたい方はこちらを参考にすると良いでしょう↓

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