初詣に行く時、神社か寺どっちに行ったら良いのか考えたコトはあるでしょうか?
結論から言っちゃうと答えはどっちも正解です。
神社と寺はどちらに行っても構いません!
基本的には、信仰しているのが神道なら神社へ。仏教なら寺へというコトなのです。
しかし、信仰が特にないのであれば、どちらに行っても問題ないのです。また、信仰している人でも神社、寺どちらに初詣に行っても大丈夫です。
神様や仏様はお心が広いので気持ちを込めてお参りすればいいのです!
今回は、初詣に神社と寺どっちに行くか迷ってる方に違いやお参り方について徹底解説します。
そもそも神社と寺の違いって何なの?

神社は、神さまを祀っており鳥居があり神主、巫女がいます。
一方、寺は仏教を信仰し仏さまを祀り仏像、お墓があって僧侶がいます。
それぞれ信仰しているものが違い、神社は神さまを、寺は仏さまを祀っているところが根本的に違うのです。
ちなみに、神社の鳥居は人間界と神々が住む聖域を分けるためにあるものだそうです。

また、寺は仏教を信仰し仏さまを祀っているため、その象徴として仏像があるのですが、神社のほうは、神さまは自然に宿っているという考え方のもと、仏像のような象徴がないのです。
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初詣は神社と寺どっちも正解っ!

初詣とは、その年の始めに神社仏閣へ参り新年の無病息災や平穏無事などを祈ること。
大昔では、日没の頃が一日の終わりとされ日が暮れてからが一日の始まりとされていました。したがって、大晦日の夕方からがお正月だったそうです。
大晦日から元旦にかけて、その土地の氏神様を祭った神社に泊まり込み、その年の豊作や家内安全などを祈りました。
これを年籠り(としごもり)といいます。
そして、氏神様がいる方向にある神社にお参りすることを『恵方参り』といい、その年の干支になる「吉方位(縁起の良い方角)」に当たる社寺を選んで参拝していたそうです。
上記でも述べましたが、一般的に、神社は『神様』、お寺は『仏様』がいらっしゃる場所とされています。
日本で、神社やお寺の違いが明確に区別されるようになったのは、明治時代の『神仏分離令』以降でけっこう最近のこと。
それまでは神仏習合(しんぶつしゅうごう)と呼ばれ、多くの神や仏は区別なく信仰の対象とされていました。
よって信仰上の理由がない限り、初詣はどちらへお参りに行っても良いとされています。
神社への初詣のお参り方は?

神社でも寺でも、どちらに初詣に行っても大丈夫なことはわかりました。
では、それぞれのお参りする作法はどうでしょうか?
まず神社の作法からご紹介します。
鳥居の前で軽く会釈をしてから、鳥居をくぐります。
参道を歩く時は、真ん中は神さまの通り道なので、少し端のほうを歩きましょう。
手水で手と口を清めます。柄杓にくんだ一杯の水で清めます。順番は

①左手を洗う
②右手を洗う
③左手の掌で水を受けて、その水で口をすすぐ
④左手を洗う
⑤柄杓を縦にしながら柄杓をすすぎ、元の位置に伏せて戻す
神前まで進む時に、普段の日常生活から神前という非日常に切り替わることを意識しながら、心静かに進むことが望ましいようです。
賽銭箱の前まで来たら軽く会釈をし、鈴があるところでは鈴を鳴らします。次に賽銭をお供えし拝礼します。
二礼二拍手一礼にて参拝します。
お寺への初詣のお参り方は?

山門の前で一礼し、敷居は踏まずにまたいで通ります。
手水は神社の手順と同じで、お線香があれば、お線香をあげます。

本堂まで向かう時、欲を捨て清らかな気持ちで本堂に向かいましょう。
本堂に着いたら軽く会釈をし、鳴らし物があれば鳴らします。
次に賽銭をお供えして姿勢を正し、指を伸ばし、掌を合わせて一礼します。
合掌して祈願し、一礼をして本堂を下がります。神社のように拍手はしません。
その他の注意点は?

神社でも寺でも参拝する時に荷物がある場合は、拝礼、拍手をする時は荷物は地面に置いてした方が良いです。
とはいえ、初詣は人も多く混雑しています。拝礼、拍手に差し支えない両手が自由になるバッグで行くと良さそうですね。
また、一部神社によっては二礼二拍手一礼ではなく回数が違う神社もあるようです。
参拝の前に、お参りする神社やお寺の作法を調べておいた方がいいでしょう。
【初詣】神社とお寺の違いや参り方まとめ

初詣に神社と寺どっち行くのが良いか、また違いやお参り方を徹底解説してきました。
神社とお寺の違いや正式な作法をご存じでなかった人も多いのではないでしょうか?
正しく参拝すると、厳かな気持ちになりますよ!
けど、神様や仏様は心が広いので初詣に神社に行こうが寺に行こうが問題にしませんし、多少の作法が間違っていたとしても問題はないでしょう。
それよりも大事なのは、お参りする気持ちだと思います。
感謝の気持ちを持ち祈願し、心を込めて参拝するコトが一番重要なのではないでしょうか?
まあ、清らかな心で今年もスタートしましょう!