日本一のスラム街と呼ばれる西成あいりん地区。
全国各地から日雇い労働者が集まり、簡易宿泊所であるドヤ(宿)が多い所でも知られていますね。
夜になれば商店街には中国人が経営するカラオケ居酒屋が200軒以上つらね、おっちゃん達の酒盛り場となっています。
そんな西成あいりん地区では、土日の早朝から闇市 (泥棒市)が開催されている。
闇市とは、戦後の物不足に対処するために行われた統制経済下で公的には禁止されていた流通経路を経た品が並んでいた市場のこと。(Wikipedia参照)
あいりん地区の闇市では、捨てられている物や違法DVD、睡眠薬まで露店に並べられているという。
今回は、実際に西成あいりん地区の闇市 (泥棒市)に潜入して、その開催場所や時間帯などを調査してみました。
西成あいりん地区の闇市 (泥棒市)とは?

違法DVD 、LUIS VUITTONやロレックスなどのブランドコピー品。なかには睡眠薬や鎮痛剤まで。
西成あいりん地区の闇市では、もはや何でもアリの品が並べてられており捨てられている物や盗品が多いと聞きます。
過去には軽自動車を販売する露天商も。
2015年に、警察による一斉摘発があり逮捕者も出ましたが場所を変えて闇市が開催されています。
露店自体が道路交通法違反になるため、捕まることは覚悟の上で行っている人も多い模様です。
何故そこまで危険を冒してするのか?と疑問に思うようだが、そこには西成の貧困問題が垣間見える。
出品者の多くは〝生活保護受給者〟やホームレスで、生きていく為には仕方ないのだと言う。
「生活保護だけではやっていけない。」
生活保護受給者は病院代がタダなので、そこで処方された睡眠薬や鎮痛剤を1000〜2000円程度で売っていたりします。

西成警察も情報はキャッチしているようですが、事情が事情なだけに噂ですが黙認しているという情報もあります。
闇市(泥棒市)の開催場所や時間帯は?

もともとは、いまみや小中一貫校前の道路沿いで開催されていた西成あいりん地区の闇市。
しかし、警察の摘発があった後は少し開催場所を変えて行われている。
現在、闇市が開催されている場所はいまみや小中一貫校とは反対側の道路。

旧あいりん労働センターを過ぎた道沿いが現在の開催場所になっています。
時間帯は、土日の夜明け前から午前8時くらいまで。実際に行ってみた体感としては6時半から7時くらいまでは人がかなり多かったですね。
土日以外でもやってるかもしれませんが詳細のほどは分かっていません。
実際に西成あいりん地区の闇市に潜入!

実際にわたくしも西成あいりん地区の闇市に潜入してみました。
朝5時半に起床し電車に乗って南海新今宮駅へ。
旧あいりん労働センターの信号を渡り真っ直ぐ進むとかなりの人だかりが。


スマホで写真を撮りながら歩いていると、怖そうなおっちゃんが近づいてきて、、、

「おいっ、なに撮っとんのじゃ!!」
かなりの剣幕で怒られすぐに撮った画像を消せと言われました(汗)
監視役?みたいなのがいるようで撮影はNG。

違法と知って開催されている闇市だけに証拠となる画像や映像はやっぱり困るのでしょう。
すぐさま場所を離れ路地裏に逃げ込んだのですが、偵察している車に跡をつけられ僕の横を通りすぎ様に運転席の窓から中指を立てられる始末。

恐ろしい西成の闇の部分を垣間見た気がします…。
西成の闇市へ行く際は、恐いおっちゃんに絡まれないよう撮影には十分気をつけましょう。
西成あいりん地区の闇市(泥棒市)まとめ

ということで、実際に西成あいりん地区の闇市 (泥棒市)に潜入してみて、その開催場所や時間帯を記事にしました。
闇市について簡単にまとめると
①開催場所は旧あいりん労働センターの裏
② 時間帯は土日の夜明けから午前8時くらい
③撮影するとめっちゃ怒られる
ディープスポットで知られる西成ですが、今回潜入してみていろいろ体験することが出来ました。
まだまだ闇が深いここ西成あいりん地区。
もっと西成を知りたい方は、國友公司さんが書かれた「ルポ西成 七十八日間ドヤ街生活」を読んでみるといいでしょう。
大阪西成のあいりん地区に足を踏み入れ、2カ月半の生活をしてみた体験ルポです↓↓