大阪のホルモン屋を舞台にした人気漫画「じゃりン子チエ」。


活発で明るい主人公のチエちゃんと、ダメ親父のテツ、その他にも個性的なキャラが多く面白いアニメ漫画ですね!


原作のはるき悦巳さんは、浪速高等学校出身で何を隠そう僕の大先輩。


なので、高校の図書室にはじゃりン子チエの漫画が全巻おいてるのです。(今は知りません 笑)


さて、昔から気になっていたことが


「じゃりン子チエの舞台はどこなのか?」


という事です。


アニメでは、チエちゃんのホルモン屋近くに電車が通っていたり、通天閣が街の風景として描写されています。


結論から言っちゃうと、じゃりン子チエの舞台は


〝大阪府西成区〟しかも萩之茶屋周辺。


最近、萩之茶屋によく通うようになり気づいたのです、絶対ここだと。


その根拠を説明したいと思います。


そして、もう一つが何と西成あいりん地区の〝釜ヶ崎〟の語源がオカマだという説です。


諸説ありますが、にわかに信憑性がある釜ヶ崎説。


それでは検証していきましょう!



じゃりン子チエの舞台は西成〝萩之茶屋〟



まず、じゃりン子チエの舞台がなぜ萩之茶屋周辺かと言うとアニメの描写と実際の風景が類似している点が多いことです。


これは後ほど画像で説明しますが、驚くほど酷似しているが分かります。


次に、チエちゃんの家の住所は


「大阪市頓馬区西萩」となっています。


頓馬区??という地名は、大阪には過去を遡っても存在しません。


しか〜〜し!!


〝西萩〟という地名は存在していたんですね。


それが現在の大阪市西成区花園北周辺。萩之茶屋の西側→西萩ってことです。


他ブログを参考にすると、今の花園北1~2丁目、旭1~3丁目、鶴見橋1~3丁目の一帯を1973年まで「西萩町」と呼ばれていたそうです。




読みにくいのでここに書き出します。


「当町は明治初頭、西成郡今宮村の一部であった。
大正十四年四月大阪市に編入され西成区西萩町となった。昭和四十八年十一月住所表示の実施にともない花園北二丁目・鶴見橋一丁目・旭一丁目・萩之茶屋二〜三丁目の各一部となった。
町名は当町域付近に所在した萩の植込みをもつ二軒の茶屋(萩之茶屋)に由来し、南海電鉄の駅名として使われたのち、駅の西側に位置する地域であることによりつけられたものである。 平成九年二月
大阪市西成区役所 」


また、作者のはるき悦巳さんは中学生の時まで西成区の萩之茶屋周辺に住んでいて、新世界やジャンジャン横丁で、朝から晩まで映画を見たり、走り回っていたそうです。


このような根拠から、じゃりン子チエの舞台はほぼ西成で間違いないでしょう。


子供の頃に住んでいた西成の楽しかった思い出を、チエちゃんという人物として作品にしたのではないでしょうか!


萩之茶屋(西萩)の風景




・南海高野線萩ノ茶屋駅(西萩駅)




・弘治小学校(西萩小学校)



・甘味処、ぜんざい





・ホルモン屋



・通天閣


・小鉄とアントニオ(笑)





釜ヶ崎の語源はオカマ?



〝釜ヶ崎〟とは、西成あいりん地区の旧名称です。


その釜ヶ崎がオカマから来ているという話。


僕はてっきりヒット洋楽曲カルチャークラブの「カーマは気まぐれ」を歌ってる人から来ているもんと思ってました↓






釜ヶ崎では、日雇い労働者や夜勤などで働いてる人も多く生活していました。


当時は、地区に一軒だけしかなかった銭湯。



朝風呂は、地元住民にとって大変貴重な存在だったそうです。


早朝5時に開店する銭湯の前には、様々な職種の労働者またはヤ◯ザなどが行列を作っていて、肉体派の男に混ざってオカマも並んでいました。


しかし、開店と同時に我先にと店内に入ろうとすると、か弱いオカマは吹き飛ばされてしまいます。


の姿を番頭さんが見て


「おい、何してんねん。可愛そうに…オカマを先に入れてやれ! かまがさきや!!」


オカマが先 → かまがさき → 釜ヶ崎


と言ったのが釜ヶ崎の語源だそうです!


昔、釜ヶ崎には多くのオカマが男娼として存在しました。


仕事にあぶれてお金に困った労働者が、女装して身売りするケースもあったそうです。


釜ヶ崎と言えば飛田新地。


飛田新地の娼婦は料金が高く、日雇い労働者にとっては手が出せませんでした。


「今日は金ないからカマで我慢するか〜」


そこで安い料金の男娼を相手にして我慢していたそうです。


西成区出身の芸能人、有名人を調べたら最強にインパクトある人達だった!


西成は観光名所がいっぱい!



別記事で何度も言っていますが、西成は観光名所がいっぱいあり何回行っても飽きません 笑


通天閣、新世界、ジャンジャン横丁などメジャーな所から釜ヶ崎や萩之茶屋、飛◯新地のディープな場所まで盛りだくさん。


難波や天王寺からも近いので一度立ち寄ってみてはいかがでしょうか!


ある意味で新鮮な時間を過ごすことができると思います。


それでは今日は三音英次さんの「釜ヶ崎人情」でお別れしましょう。


good bye!



立ちん坊人生 味なもの
通天閣さえ 立ちん坊さ
だれに遠慮が いるじゃなし
じんわり待って 出直そう
ここは天国 ここは天国 釜ヶ崎

身の上話に オチがつき
ここまで落ちたと いうけれど
根性はまる出し まる裸
義理も人情も ドヤもある
ここは天国 ここは天国 釜ヶ崎

命があったら 死にはせぬ
あくせくせんでも のんびりと
七分五厘で 生きられる
人はスラムと いうけれど
ここは天国 ここは天国 釜ヶ崎



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